大河ドラマ「平清盛」義清(西行)、突如キレキャラに!?唯一の友、清盛に僅かに微笑み義清は・・・

「NHK様、義清の出家の理由を大胆に脚色しすぎでは!?」

と初めに、一言申し上げておきましょう(笑)
西行ファンが怒ってないか心配です。

とにかくいきなりのキレキャラに義清が変貌してしまったので、戸惑った視聴者の人も多かったのでは?

でも、大丈夫。私は全然平気です。

だって、キレキャラ大好きだもの(^^)


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「義清散る」


美しいものが好きだ。
ただ美しいものを見て、それを美しいと感じるだけでいい。
歌を歌うのもいい。言葉を選び、遥かなる高みへと繋がる歌を歌いたい。

美しくありたい。
この世がどれほど乱れ醜くあっても、己自身だけは美しくありたい。

だが、この心の乱れはどうだ?
この焼き爛れ掻き毟られるような胸の痛みは何だ?

一輪の水仙。

尊いその身を地べたに這わせ、あなたはその水仙の花を愛おしそうに両の手で包み込む。

「まだ・・ここに在ったのですね。水仙の花がまだ残っていたのですね。」

たまこさま。
あなたは、その一輪の花に儚い夢を見る。
鳥羽上皇があなたに向けた愛を水仙の花に重ね合わせる。

得子さまを寵愛しながら、なおあなたへの愛を断ち切れぬ惨い御人に、何故あなたは心を寄せるのですか?

空虚だったその瞳に、熱を宿らせたのは私ではなかったのですか?

「たまこさま、何故です!!なぜ私ではなく、あの惨い方を慕うのですか。お救いできるのは、私だけだというのに」

美しいお人の首は、やはり美しい。
その美しい首を締め上げている自分が居る。
苦悶に歪むあなたのお顔のなんと美しいことか。

だが、その瞳に写る醜い顔は誰のものだ?
私か?
私はこれほど醜い顔をしていただろうか?

「義清!!!おまえ、何をしているんだ。」


「あぁ・・・っ!?」

清盛が視界に入る。彼が私とたまこさまを引き剥がしてくれた。
両手がまだ震えてとまらない。
だが、もうこれで私とたまこさまの夢うつつのような繋がりも絶たれた。

私は何者だろうか?
何も分からない。

堀河局の声が聞こえたような気がした。

「立ち去りなさい」

清盛が私を抱きしめ庭を駆け抜けていく。私は、ただ一人の友である清盛にしがみ付くようにしてその場を後にした。

私は何者だろうか?

己自身が分からぬというのに、目の前の男は豪快にも私を夕餉に誘う。
怖くは無いのだろうか・・・この私が?
鳥羽上皇の妃に狼藉を働いたやからだというのに。

なんと、肝の太いことか。
清盛が豪快に笑う。その豪快な男の胸に抱かれ、共に笑い、酒を飲み、涙することができたなら。
私は・・・・。

それができない己が居る。

誰も愛せない。

妻も子も愛してはいなかった。
たまこさまと一夜を共にして初めてその事を思い知らされた。

愛を知らなかったのは私の方だったのだ。
愚かで、笑うこともできない。そんな男が、どうやってあの方をお救いできるというのだろうか?

たまこさまへの愛さえ、今はゆらゆらとろうそくの炎のように揺れている。

私は・・・おそらく、誰も愛せないのだろう。

愛することは、美しくはないから。


翌日、藤原頼長に呼び出され鳥羽上皇と対面した。
冷や汗が流れ落ちた。

私は黙って頼長や鳥羽上皇、そしてたまこさまの会話に聞き入っていた。
そして分かってしまった。

鳥羽上皇は、たまこさまを愛していらっしゃることを。
そして、たまこさまもまた鳥羽上皇を愛していらっしゃることを。


お咎めは無かった。


ふらふらと家に帰る。
我が家の庭の桜が満開だった。

風も無いのに花びらがはらはらと美しく舞い落ちる。
母と子が、その花びらを集めて遊んでいる。

屋敷に入ると、愛らしい娘が私を見て微笑み駆け寄ってきた。私も微笑み返した。

「美しいでしょ?とうさま。」

小さな手のひらに、数枚の桜の花びら。
その花びらが風に吹かれて娘の手から舞い上がり飛び去っていく。

ああ・・・美しい。
本当に美しい。
私の求めるものは・・・・これだろうか?


「きゃぁ!!」

愛娘を私は庭に蹴り飛ばしていた。地面に倒れこんだ娘。唖然とした顔をした妻。

そんな妻や子に声も掛けずに、私は我が家を出て行った。


都はもう闇に飲まれそうだった。
でも月が桜を美しく際立たせる。サクラの花びらがキラキラと闇夜に舞い落ちる。

「義清!!」

大きな声。
大きな体。
強い力。

平清盛が私を抱きしめる。清盛がわめき散らす。何時ものことだが、今日は酷く興奮している。
そして、私を地面に押し倒すと頬を殴り始めた。

「私は・・・出家する」

その答えが気に入らなかったのか、悔しそうに地面をたたく。
王家を支え、そして腐った世を共に変革していこうと約束したでわないかと清盛は叫ぶ。

清盛のまっすぐな心が羨ましい。
なんと美しいことか。

だが、私は美しくはない。清盛のようには清くは生きてはいけない。

だから・・・・逃げ出す。

世捨て人になるのだ。

ただ美しいものだけを見て生きていきたい。

「清盛・・・おまえさんは私のただ一人の友だ。そのおまえさんに見守っていていて欲しい。一世一代のわがままを。」

清盛は押し黙って私を見つめる。


『世を捨つる人はまことに捨つるかは 捨てぬ人をぞ捨つるとはいふ』
(出家した人は悟りや救いを求めており本当に世を捨てたとは言えない。出家しない人こそ自分を捨てているのだ)




私は短刀を取り出すと、迷うことなく髷を切り捨てていた。
そして、立ち上がると私は座り込んだままの清盛に僅かに微笑んでサクラ舞う闇の道を歩き始めた。


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だいぶ創作入ってますがこんな感じだったかな?

BL的に期待大だった義清(西行)の退場に涙。

でも、西行になったあともたしか僧侶って立場を利用して(言い方悪い?)王家に関わっているはずだし、まだ彼をというか藤木直人さん(ラブ)に逢える機会もあるかな??

それにしても、藤原頼長役の山本耕史さんマロ顔も結構いけるかも


雅仁親王(後の後白河法皇)も元服して・・・相変わらずの、今様狂いの変わり者ぶりが今後どうなっていくのか楽しみ。



あ、ちなみに西行さん妻子を捨てて出家しちゃったけど奥さんと子供は弟に預けて時々はこっそり様子を見に行っていたらしいですよ。

今回のキレキャラ義清さんは、色々な文献をミックスした感じで脚本を作られたようですが藤木さんファンの人はちょっとイメージ違ってがっかりした人もいたかもしれないね。

今度は美しい僧侶姿の義清(西行)さんの再登場を期待しましょう!!

って、再登場あるのか、不安っ???











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